外から現場に入り、仕組みを作る
AIの会社のエンジニアが御社の現場に常駐し、課題を見つけるところから社内システムとつなぐところまで作ります。目の前の課題を早く片付けたいときに向いた形です。
業務をよく知る社員が、AIを使って自分の部署の仕組みを作り、直し、周りに広げられるように育てます。週1回・全12回の育成と3か月の伴走で、研修が終わったあとも社内でAI活用が続く状態を残します。
相談はオンラインで30分です。育成の対象にしたい部署と業務を伺います。
社内FDE育成プログラムの流れ(標準6か月)
FDEとは
FDEは Forward Deployed Engineer(フォワード・デプロイド・エンジニア)の略で、もともとは顧客の現場に入り込み、課題を見つけて技術で解決するエンジニアを指す言葉です。当社では、この役割を社内で担う人を「社内FDE」と呼んでいます。社内FDEは、自部署の業務を見てAIで変えられるところを見つけ、実際に仕組みを作り、周りの社員にも広げていける人で、プログラムを書けることは条件にしていません。
AIの会社のエンジニアが御社の現場に常駐し、課題を見つけるところから社内システムとつなぐところまで作ります。目の前の課題を早く片付けたいときに向いた形です。
業務をいちばんよく知る社員が、AIを使って自分の業務を変えます。業務が変わっても社内で直せるので、外部の支援が終わったあとも改善を続けられるのが利点です。
当社は両方を提供しており、目の前の課題は当社のFDEが開発し、並行して社内FDEを育てて、段階的に社内での取り組みへ移していく進め方もできます。
出典:情報処理推進機構(IPA)「DX動向2025」図表3-1・図表2-14、経済産業省・厚生労働省・文部科学省「2026年版 ものづくり白書」概要 図4
こんな課題はありませんか
AIを扱える人の採用は難しく、外部に頼むと要件を伝えるところから時間がかかります。一方で、現場の例外や手順の理由をいちばんよく知っているのは、その業務を担ってきた社員です。
2つのコース
片方だけを育てると、途中で進まなくなることが多くあります。業務部門の社員だけでは、仕組みは作れても社内システムにつながらないことがあり、エンジニアだけでは、システムにはつながっても現場で使われないことがあるためです。
2つのコースは、別々にも同時にも実施できます。
誰を選ぶか
研修だけで終わる会社と、社員が自分で仕組みを作り続ける会社の違いは、多くの場合、誰を受講者に選ぶかで生まれます。当社が人選で見ているのは次の5つです。
1人だけだと相談相手がいないため、途中で手が止まりがちです。また、手を挙げた人だけで固めることも避けています。上司の推薦と本人の希望の両方をもとに選ぶと、部署の優先課題からずれずに進められます。
毎週か毎月くり返し発生し、1回30分以上かかり、手順がおおよそ決まっている作業がおすすめです。失敗しても取引先に直接の影響が出ないものから始めます。大きな仕組みを最初の題材にすると、3か月では終わらないことが多いためです。
進め方
育成期間は週1回・全12回です。講義でAIの使い方と業務への生かし方を学び、次の回までに自分の業務で試し、つまずいた点を個別指導で解消します。1クラスは20名までにしています。講師が一人ひとりの成果物を見られる上限だからです。
自分の業務を書き出し、題材を1つ決めて今の作業時間を測ります。社内のAI利用ルールも確認します。
試作品を作り、中間発表で受講者どうしが指摘し合います。扱うデータが社内ルールに沿っているかも点検します。
同僚に使ってもらいながら直します。作業時間を測り直し、上司と役員の前で発表します。
本番の業務で使いながら直します。システムとの連携や社内手続きの相談には、当社の指導担当が応じます。
標準は育成と伴走をあわせた6か月です。育成期間の3か月だけでもお申し込みいただけます。社内FDEに任せるのは、下書き・集計・照合などを行う仕組みづくりです。品質や安全、お金に関わる最終の判断は、仕組みを作ったあとも人が行います。
6か月後に御社に残るもの
受講者一人ひとりが、自部署の業務を題材にした仕組みを1つ以上完成させ、本番の業務で使っています。
題材の作業時間を導入の前と後で測ります。上司や役員に成果を説明する材料になり、次の投資を判断する根拠にもなります。
作った本人が、業務が変わったときに自分で仕組みを直せます。外部に頼まなくても改善を続けられます。
名前・作った人・使う部署・扱うデータを一覧に登録します。異動のときに手引きと一緒に後任へ渡す決まりも作ります。
社内FDEが10名を超えたら指導役を1名決め、社内ルールに沿っているかの確認と相談を担ってもらいます。
部署ごとに次の題材の候補を挙げておきます。評価には、減った作業時間と使っている人数を使います。
業界別の進め方
最初の題材に選ばれやすいのは、文書と表計算が中心で、毎月必ず発生する作業です。業界ごとの人選と育成の進め方は、無料の解説レポートにまとめています。
各ラインの日報の集計、不具合報告書の下書き、取引先の成績書と社内規格の照合など。生産管理の担当と生産技術の担当を組み合わせると進めやすくなります。
運行記録と日報からの荷主別の荷待ち時間の集計、配車表のたたき台づくり、運行実績と運賃表の照合など。最終的な配車と拘束時間の確認は人が行います。
営業店からの事務照会への回答案、稟議書の定型部分の下書き、苦情・要望の分類など。与信の判断や顧客への回答は、これまでどおり職員が行います。
他の選択肢との違い
どれが正しいかは、御社の目的によって変わります。急ぎの開発が必要な業務には、当社のエンジニアが常駐する形を並行して使うこともできます。
| 外部に開発を頼む | 一般的なAI研修 | 社内FDE育成 | |
|---|---|---|---|
| 題材 | 依頼した要件 | 共通の練習問題 | 受講者の部署で実際に困っている業務 |
| 終わったときに残るもの | 納品された仕組み | 受講した知識 | 使われている仕組みと、それを直せる社員 |
| 業務が変わったとき | 外部に改修を頼む | 自分で作れるかは人による | 作った本人が直す |
| 研修のあと | 保守の契約による | 相談相手がいなくなりやすい | 3か月、指導担当が伴走する |
事例
社名は伏せています。数字は、支援で担当した部門数と実データの件数です。
社内ハッカソンで基礎を学んだ非IT部門の社員が、自分の部署の業務アプリやAIを作れるよう、週1回1時間・全6回の伴走をしました。当社は作らず、社員本人が作り上げる進め方です。セキュリティの決まりの中で作れる方法に落とし込むところも一緒に進めました。
未完了業務の自動リマインドや、社内の問い合わせに答えるAIなどが生まれました。
勤怠・給与・出向のデータが会社ごとにばらばらでした。週1回の常駐で、社員の方と一緒に勤怠データの振り分けや給与データの事前チェックの仕組みを作りました。
しきい値や監視項目は人事グループが自分たちで変えられるようにし、保守のマニュアルも用意して、当社に頼らなくても回る形にしました。
費用について
費用を決めるのは、次の4つです。御社の業務を伺い、どの業務の作業時間がどれだけ減るかを試算してから、その価値に見合う金額をお見積もりします。
投資対効果の考え方
題材にする業務の作業時間 × 関わる人数 × 時給 × 続ける期間。育成の中で導入前と後の作業時間を実際に測るので、試算と結果を同じ物差しで確かめられます。
自社の業務を題材にする研修は、人材開発支援助成金の対象になる場合があります。2026年8月の制度改正で、汎用的なプロンプト作成のような研修は対象外になり、役員も対象外です。対象になるかは訓練の内容と受講者で決まるため、計画の段階で一緒に確認します。詳しくは改正後のリスキリング助成金で対象になるAI研修の組み方をご覧ください。
よくある質問
FDEは Forward Deployed Engineer(フォワード・デプロイド・エンジニア)の略で、顧客の現場に入り込み、課題を見つけて技術で解決するエンジニアを指します。当社は、この役割を社内で担う人を「社内FDE」と呼び、自部署の業務を見てAIで変えられるところを見つけ、仕組みを作り、周りに広げていける社員を育てています。
外部のFDEは、AIの会社のエンジニアが御社の現場に常駐して仕組みを作る形です。社内FDEは、御社の社員が自部署の仕組みを作ります。目の前の課題は外部のFDEが開発し、並行して社内FDEを育てて、段階的に社内へ移していく進め方もできます。
SESは、決められた作業のために技術者の作業時間を提供する契約の形です。FDEは、現場で課題を見つけるところから入り、作った仕組みを社員が直せる状態で引き継ぐことまでを役割にしています。社内FDE育成は、その役割を担える社員を御社の中に育てる支援です。
なれます。業務部門コースは、プログラムを書けることを条件にしていません。いまはAIがプログラムを書く作業を支えてくれるので、作りたい処理を言葉で説明できれば、最初の仕組みは作れます。重視しているのは、その業務をよく知っていることです。
育成期間の3か月(週1回・全12回)で、自部署で使われる仕組みを1つ完成させることを目標にしています。その後の伴走期間の3か月で、本番の業務で使いながら直し、作った本人が自分で仕組みを直せる状態にします。
その業務を2年以上担当し、困りごとを自分の言葉で言える人がおすすめです。上司が業務時間の2割を出せること、試作品を使ってくれる同僚がいることも大切です。部署ごとに2名ずつ選ぶと、相談相手ができて途中で止まりにくくなります。
始められます。まず1つの部署で2名を選び、小さな題材から始める形もとれます。1クラスは20名までです。育成期間の3か月だけのお申し込みもできます。
自社の業務を題材にした研修は、人材開発支援助成金の対象になる場合があります。ただし、2026年8月の改正で汎用的な内容の研修は対象外になり、役員も対象外です。対象になるかは訓練の内容と受講者で決まるため、計画の段階で一緒に確認します。
会社紹介
株式会社AIworkerは、東大発のAIベンチャーです。経営課題の整理からAIエージェントの開発、現場に入り込む伴走、社内AI人材の育成までを一社で担う法人向けAIパートナーです。製造・商社・IT・人材・食品など100社以上(2026年10月時点)の業務にAIを組み込んできました。社内FDE育成プログラムは、当社のFDEが現場で使っている進め方を、御社の社員に身につけていただくためのプログラムです。
関連情報:「社内FDE育成プログラム」正式リリースのお知らせ/常駐伴走型AI活用アドバイザリー支援/サービス一覧/会社概要